TEL(054)286-6936
佐塚歯科クリニックでは予約制を基本としております。なるべくお電話にてご予約をいただいてからの来院をおすすめします。予約でないと、歯科治療では時間のかかる治療もあるため、かなりの時間お待たせする可能性もありますので、よろしくお願いいたします。
ただし、激しい痛みを伴うものや、外傷など緊急性があると判断された場合はその限りではございませんので優先的に診療させていただきます。
虫歯と歯周病は歯科における2大疾患で、歯を失う原因の70%と言われております。起こる原因としては歯垢(デンタルプラーク)中の虫歯菌と歯周病菌による感染で起こります。したがって口移しやキスなどでも感染します。
経験上患者さんのお口の中をみると、虫歯と歯周病の両方とも悪い人はいますが、だいたい虫歯菌が優位な方、歯周病菌が優位な方に分かれているようです。特に注意したいのは歯周病で、虫歯は痛くなるので歯医者に行こうとなるのですが、歯周病は痛みなく進行するので重度になるまで気が付かない患者さんもいます。しかもほとんどの場合、お口全体の歯周に影響をおよぼしているので重度の歯周病になると複数本抜歯しなくてはいけないことも起こってしまいます。虫歯が1本もなく白くきれいな歯なのに、全体グラグラ〜という方もいらっしゃいます。怖いですよね!!
また最近では様々な全身疾患の原因の一つとして歯周病菌が取り上げられています。糖尿病と歯周病の関係はよく耳にするようになってきました。その他、脳梗塞、誤嚥性肺炎、心筋梗塞、心内膜炎、動脈硬化、早産、低体重児出産、はたまた認知症にもからんでいるとか・・・衝撃的だと思いませんか?
出典元:プラネット/患者一元管理システム「Dental XR」
そうならないために!!
どんな疾患でもそうですが、虫歯も歯周病も早期発見は重要です。虫歯も、まだ痛くない時期でも穴(齲窩)が空いてしまった場合はさっさと削って詰めなければなりません。歯周病は前述した通り痛くありません。そこで大切なのは歯科検診です。お口の中が痛くなくても歯科医院を受診し、早期発見を心がけましょう。
虫歯も歯周病も歯垢(デンタルプラーク)が原因で起こります。歯垢とはいわゆるバイキンの塊で非常にネバネバしていて簡単には取れません。そこでポイントになるのが歯磨きです。でもこれがまた結構難しいのです。ご自分のお口の中を観察できますか?しますか?自分でほとんど見えないですよね。ですから磨けているかのチェックは必要なのです。
また、ネバネバ歯垢を効率よく落とすには歯科衛生士による専門的クリーニング(PMTC)が最も効果的です。1ヶ月〜数ヶ月に一度は歯の専門的クリーニングを受けていただくことで虫歯と歯周病を予防でき、一生涯ご自分の歯で食べられることにつながります。佐塚歯科クリニックでは30分〜1時間かけてクリーニングさせていただいております。
いつもがんばって何回も歯磨きをしているのにまた虫歯だと言われた。あんまり歯を磨いていないけど虫歯も歯周病もなくていい状態と言われた。というような話、聞いたことありませんか?これには患者さんの生活環境による口の中全体の状態が関係しております。
物を食べるとお口の中のpHが酸性に傾きます。すると歯は溶ける(脱灰)のです。でも、飲み込んだあと唾液が中性にもどしてくれて唾液中のカルシウム分が溶けた歯を修復(再石灰化)してくれています。このバランスが崩れると、虫歯になりやすくなります。
ダラダラ食べが良くないとか間食の回数が多いのは良くないといわれるのはそういう理由があります。佐塚歯科クリニックではおやつ相談や栄養指導も行っておりますので、お気軽にお声掛けください。
(主な口腔外科的疾患)
親知らずは上下の前歯から数えて8番目の歯のことで、第三大臼歯といいます。親知らずは抜くと大変だとか腫れて大変な思いをしたとかの声をよく聞きます。何が一番影響しているかと言いますと生え方です。最近の人間は昔より軟食になった影響などで顎の大きさが小さくなってきていると言われております。そうなると一番奥の親知らずが正常に萌出できず、並びきれずに完全に横向きに埋まっていたり(完全水平埋伏歯)、横向きになって前の歯にぶつかり半分しか頭の部分が見えていなかったり(半埋伏歯)することがあります。この状態が前の歯を虫歯にしたり歯を押して噛み合わせを狂わせたりします。また一番奥の部分は当然磨きにくいので不潔になっている可能性が高いです。
そういう影響で親知らず周囲に炎症が起こることがあります(智歯周囲炎)。軽度なら問題ない場合が多いのですが、炎症がひどくなると周囲組織に波及して口が開きにくくなり(開口障害)、後方の軟弱な組織や顎の下の組織にまで波及すると蜂窩織炎を起こし、呼吸困難など非常に重篤な状態を起こす場合もあります。そこで、原因となっている親知らずを抜歯しましょうとなります。
親知らずの抜歯、特に下顎の埋伏した親知らずを抜く場合、麻酔後、粘膜を切開し周囲骨を露出させ、親知らず周りの骨を削ったり、親知らずを分割したりして抜歯します。終わった後は縫合しますので、術後に腫れが生じます。こういった理由で親知らずはいろいろな面で大変なのです。佐塚歯科クリニックでは1時間枠の予約を取らせていただいて処置を行います。抜歯したほうが良い場合、抜歯しなくても良い場合もありますのでご相談いただければと思います。
唇をぶつけて出血した後気がついたら水風船のようなできものができた。これは粘液嚢胞といいます。よく、耳下腺とか顎下腺とか聞いたことがあると思いますが、これは大唾液腺といって大きな唾液腺です。唇などの中には小唾液腺といって小さな唾液腺の塊がいくつもあり、そこからの唾液が粘膜を湿潤させています。外傷によって小唾液腺の開口部が潰れて治ると、唾液が出られず膨れてくるわけです。放っておいて潰れてもまたできてきます。切除することがほとんどです。手術は15分ほどで終わります。歯科用レーザーで切除することもできます。
よく聞いたことがある病名ですね。そうです、めちゃくちゃ患者さんの数が多いです。開口すると関節周りに痛みが出たり、コキッと音がしたりします。ひどい状況になると開口時に関節の軟骨が引っかかって痛みとともに口が開かなくなります(クローズドロック)。ただほとんどの方の場合、噛みしめが原因による咀嚼筋(咬筋など咬む筋肉)痛が多いです。痛みがなく音だけであれば治療の必要はありません。開口に支障がある場合や咬筋に痛みがある場合など症状がある場合には徒手的顎関節授動術(マニピュレーション)や就寝時にいれるナイトガード(マウスピース)、特に咬筋痛に効果的なマイオモニター(低周波治療機のようなもの)の組み合わせで治療していきます。
口腔癌は口腔・咽頭とあわせて人口10万人当たりの罹患率は18.8例で胃癌のそれに比べて5分の1程度です。つまり、そんなに多い癌ではありません。ただ近年徐々に増加してきております。そして口腔癌の中で最も多いのが舌癌です。口腔癌全体の約60%を占めます。口腔癌は所属リンパ節転移が早いと言われているので、早期発見が最も重要です。ただ、口腔癌は他の内臓系の癌に比べて目視できますからしっかり観察すれば発見できます。佐塚歯科クリニックでは通常診療時でもなるべく舌等に怪しいものがないかを確認しております。できものができた場合、見せていただければだいたいの判別はできますので、ご相談ください。
今話題のインプラントです。歯の抜けてしまった所に人工歯根(インプラント)を埋め込んで歯を作る方法です。賛否両論いろいろありますが、結論から言うとインプラントは有効な治療法の一つだと思います。入れ歯でも十分に対応できるものもありますが、より歯牙形態に近い状態のインプラントのほうが天然歯と同じように咬める確率が上がると思います。ただ、人工物を骨に埋め込むので決して利点だけではありません。以下に利点欠点を上げておきます。
これを見ると欠点の方が多いように見えますが、天然歯と同じ感覚で咬めるようになることは、とても革新的な技術だと思います。また最近のインプラント治療では事前にCT撮影を行い、骨の状態、神経までの距離などの計測をして埋入インプラントの位置、深さ、方向性をシミュレーションします。そのデータを元にサージカルガイドを作成して手術を行いますので、ほぼズレることなく安全に手術ができるようになってきました。
佐塚歯科クリニックではオステム社のインプラントを採用しています。サージカルガイド専用のドリルキットがあり、安全に埋入できると思います。興味のある方はご相談いただければと思います。
大きい意味でのホワイトニングとは歯の表面の汚れを落とす、いわゆるクリーニングも含みますが、歯科界でのホワイトニングとは歯の漂白のことを言います。過酸化水素や過酸化尿素を使い化学的に歯の内面の色素を取り除く方法です。歯科医院に来院して行うオフィスホワイトニングと自分で自宅等で行うホームホワイトニングがあります。佐塚歯科クリニックでは両方とも取り扱わせて頂いております。
歯科医院に来院していただきホワイトニングを行う方法です。歯のクリーニング後に薬液を歯面塗布し、専用の光照射機を使用し薬液を活性化させてホワイトニングを行います。だいたい1時間程かかりますが効果は終了後すぐ現れます。
歯科医院で歯型を取り専用のトレーを作り、ホワイトニングジェルを購入していただき自宅等で自分でホワイトニングを行う方法です。効果はオフィスホワイトニングより緩やかですが、好きな時間にできるなど自由度があります。
おすすめはオフィスホワイトニングとホームホワイトニングの併用です。興味のある方はご相談いただければと思います。